今、地球環境のことを考える話題がよく聞くことが多く、生態系を守ることへの意識が高まっていますね。テレビ番組でも、生物多様性を脅かすおそれのあるもの、いわゆる外来種の出現で日本古来からの原種の絶滅に瀕しているようなことが取り上げられ、こういうことに興味が集まるのはいいことだなと思います。っていうようなことも思いつつも、反対に日本古来の在来種が海を渡り外国で侵略しているというニュースを耳にしたりで、そもそも、人々の往来が簡単になった現代で在来種をなんとしてでも守っていくことってどうなのかとモワモワしていたときに図書館でみかけた本が、これ。「なぜわれわれは外来生物を受け入れる必要があるのか」。インパクトのあるタイトルにひかれ購入。ボリュームがなかなかでしたが、いい勉強になった本です。あんまり説明するとネタばれになりますので説明しませんが、タイトルの通りです(笑)。受け入れる必要があるんですよ。人間のせいで絶滅した種も多いけど、それ以上に勝ち組になった種も多い。私たちの身近にいる「スズメ」がいい例なんだそうです。
※写真は原書房HPより転載
http://www.harashobo.co.jp/book/b378691.html