先日、メジャーリーガー大谷翔平選手が全国20000校にグローブを寄贈したニュースが報じられた。1校につき3個とのことなんで総数6万個だと。なんと言っていいのかわからないぐらい驚く行動で、ほんとに人間性が高い人なんだなと思いました。そんな中、ネット上にはネガティブなコメントが散見され、これまたなんとも言えない気分になったわけです。「1校につき3つのグローブだと、6つ足りないよね。だから野球できない。」だとか「3人しか使えないから、現場の先生が困る」だとか。こういう意見が出るのもわからなくはないですが、人がしてくれたことに対してよくもまぁそんな意見が言えるなぁと私なんかは思うわけです。ま、そんな感情論には賛否があるのでいったん置いておいて、私がこういう時に思うは、想像力や創造力をいかに働かせるかだと思うんです。大谷選手はどんな思いで贈呈してくれたのか。だとすると、もらったほうはどうしていくことが一番いいのか。例えばこの機会に、もらったグローブ3つを使ってキャッチボール演習を体育の時間に取り入れてみたり、別の時間にキャッチボールタイムと銘打って新たな企画にしてみたり。あるいは、足りないグローブを地域の大人で補填したり。学校それぞれで事情や環境などが違うと思うので、何がベストとはいえないですが、きっと夢あることに使えると思うんです。大谷選手からもらった気持ちにどう応えるか、どう恩返しするのがベストなのか。メッセージにもありましたよね。「このグローブを使っていた子どもたちと将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」関係する大人が、一生懸命になって想像力や創造力を働かせることが子どもたちへの教育にもつながっていくような気がします。
ショーケースに入れて飾るなんてことは、できる限り避けて欲しいなと思うんですよね。